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素敵なひとびと

昨日、屋久島の南部でカフェをやっていたクミさんという方が
今度は永田でうどんをメインにしたカフェを開くことになったということで、
友人から試食会のお誘いがきた。

永田はウミガメが産卵にくる、青く広い海が続く。

夕方お宅に到着すると、すでにまったりした空気が流れ、
アウトローな方々がくつろいでいた。
ほとんどのひとたちが移住者で、みな屋久島が大好きで来た人たちだ。
話をしていても、それがすごくよくわかる。

北部で農家と薪拾いで暮らす同じ年のかずくん。移住して5年だそうだ。
引っ越してきて2日目に知り合ったけいちゃんはもと漁師で、
今は自分で燻製を作り、ショップをたちあげるところ。
とっても物腰のやわらかなひとで、話をしているとこっちまでゆったりした気持ちになれる。
けいちゃんはいたるさんと同じくやっぱり海外を放浪して、
屋久島に立ち寄ったまま、居ついてしまったらしい。
世界ではおもしろい人にたくさん出会うけど、屋久島ではそんなおもしろい人がたくさんいるからだそうだ。


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そうこうしてるうちに夕日が海に沈み、黄金の道ができる。
一路に屋久島に来てはじめて夕日を見せることができた。すごくきれいだ。
お庭からこの風景を毎日見れるなんて、なんて幸せな一家だろう。

庭にはたくさんの人が集まり、メインの試食会がスタート。
うどんはサバ節とあげが入った素朴でやさしい味のうどんだった。おいしい。
いっちもたくさん食べていた。

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だんだん日も暮れはじめた頃、ひとりのあやしげなおっさんが語りかけるように唄いだした。
ひょうたんでつくった楽器(サンシンみたいな感じ)で唄われた「明るいきざし」。
歌詞がいい。ひょうひょうとした時間が流れていく。
熊谷もんさんは宮城県出身で原発に反対して日本を歩いてまわったと言っていた。

完全に日も暮れた頃、もう一人女のひとが歌いはじめた。
ココロに響く歌声とメロディーにとても感動する。すごく素敵なのだ。
つい一緒に歌いたくなるような、カラダが勝手に踊りだすようなそんな歌。
いっちをオンブして、ゆらゆらとずっと踊っていた。

彼女の名前はHOUさん。宮崎出身で各地をまわって歌をうたっている。
最近、こんなに歌に感動したことがなかったわたしはすぐに彼女のもとへ。
歌にもまさるくらい自然体で素敵なひとだった。
CDを送ってもらうことにした。いつになるかわからないけど送るねーと笑顔で言ってた。

クミさんのお店「ohana cafe」は永田いなか浜のちょっとさきにできる予定。
きっとまったりとしてくつろげるカフェになると思う。わたしもまた行ってみよう。

昨日は本当に素敵なひとびとにたくさん出会うことができた。
わたしもなにかしたい!!と日々思っているけど、いつかカタチにしたなぁ。
by niid-design | 2009-06-08 20:18 | おもうこと
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