光になった日

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9月5日は大切な人が光になった日。

去年は少しだけブログに書いて、次の日には消してしまった。
なんとなく15年が過ぎて、気持ちの整理に書いてみたんだけど、
やっぱりこの15年の気持ちをうまく書けなくて消してしまった。

いまもやっぱりうまく言えない。本当のことを言えば後悔ばかり。
その後悔や悲しみから逃れたいとさえ思ったときもあったけど、
でも今は彼と過ごしたほんの少しの幸せな日々が自分を作る糧となり、
彼と出逢えたことがわたしの人生の喜びでもあり、人生そのものを変えたと思う。

ただあまりのショックに当時の記憶で曖昧な部分もたくさんあったり、
未だに夏になると彼の事故の知らせの電話がかかってくる夢を何度も見て、
寝ることさえ怖くなってしまうこともあった。

ちょっとした悲しいことでもすぐにこの大きな悲しみにリンクしてしまい、
息ができなくなるほど嗚咽してしまうこともよくある。
いたるさんとのささいなケンカのときでさえ、そんな風になってしまったり。
震災のときにも深く落ち込んでしまった。知らない人のニュースでさえ、
救急車の音ですら急に目の前が真っ暗になることも。

そんなわたしでもゆっくり寄り添ってくれるパパにはとても感謝している。

わたしは自分の弱さから彼の事故のことを誰にも詳しく聞けないでいた。
彼のお姉さんのブログを読んで、今日はじめて知ったことがいくつもあった。

彼はひき逃げ事故で亡くなったのだけど、犯人はしばらく見つからず、
衣服に付着した車の塗料から車種がわかり、
新聞に載った後に自首してきたこと、犯人が30才の女性であること。
それは知っていたのだけど、飲酒運転であることは知らなかった。
そして通報したのが、その運転手の母であることも。

当時捕まらない犯人がもしかしたら事故現場を通るかもしれないと、
友人と一緒に事故のあった時間に事故現場に一週間座りこんでいた。
もし逃げずにすぐに通報してくれたら、彼は助かったんじゃないのか?
あの夜に彼だけ友人たちと遊びに行かせずに、自分も一緒に行っていたら、
自分が家に帰っていなけば、、、
もしこうだったら、もう少しこうすれば、そんな自問自答の繰り返しだった。
とにかく悔しくて憎くて、なんで??どうして?ばかり。

でも何年も月日がたち、自分が30才になったときにふと思った。
もし自分がふとしたきっかけで事故を起こしたら?もし家族が事故を起こしてしまったら?
事故というのは被害者家族だけじゃない、
加害者家族だって壮絶な悲しみを背負ってしまうことになる。
自分が母になって、いろいろなことを思った。
いつかわたしにはわたしを支えてくれる別の人ができるけど、子供の代わりはいないのよ。
と彼のお母さんが言ったことがいつまでもココロの中にあった。
自分も母になり、その悲しみの大きさが、
またわたしとは別のさらに大きな悲しみであることを知った。

飲酒運転は絶対にだめだ。本当に本当にそう思う。
大丈夫なんて絶対ありえない。眠いのなら、どこかで寝てから運転すればいい。
今もまだなくならない飲酒運転。たった数メートルでも絶対にしないでほしいと思う。
屋久島でも少しの距離だからと飲酒運転したという話を聞いて悲しくなったり。
そうなってからでは遅いのだから、絶対にやめてほしい。

パパにもいつも注意していること。飲酒もちろんないけど、パパの車は大きな車だし、
ダイビングの後は疲れているので絶対注意してと言っている。
彼にも運転注意しろよ!とよく言われる。そうやって何度も確認して、
しつこいくらい言い合っても言い足りないくらい注意することの大切さ。
自分が事故するだけならいいけど、人を巻き込んでしまうことの恐ろしさ。
わかっているから、ちゃんと皆に伝えたいと思った。

この16年間、自分で自分を不幸にするようなことばかりしてきた。
幸せになってもいいのか不安に感じることもあったし、
わけのわからないことをして友人が離れていきそうになってしまったことも。

でも友人たちはそんなわたしでもちゃんと見ててくれている。
18のとき、わたしを助けてくれた友人たち。みんなみんな大好き。
その中のひとりが今、病気で倒れてしまった。
快方にむかっていたのに、またさらに倒れてしまったのだ。
友人たちもわたしもいっぱい泣いて、そして普通の生活を頑張ろう!とメールがきた。
彼女のそばにいけないわたしに、みんなから報告メールや電話がくる。
彼女の様子がわかって、すこしだけココロが安心する。
動けないカラダでちゃんとみんなの話を聞いて笑う彼女。
わたしの尊敬する友人。彼女のように強くなりたい。

今はね、わたし、幸せだ!とちゃんとみんなに自信をもって言える。
友人、家族、そして彼の家族にもちゃんと幸せだと伝えたい。

泣きながらこの日記を書いていたら、わたしのそばにイッチが来て、
「ママ、泣かないで、イッチ、ママが大好きだから」と言った。
こんな幸せってないよね。でもそんな幸せが奪われてしまうことがあることを知っている。
だから、気をつけることは気をつけて、そして自分も後悔しない生き方をしたい。
毎年9月にはいつも思う、強くしなやかに生きて行きたい。

なんて言いつつも、いつも後悔ばかりで、格好悪くて、泣き叫んで、失敗もして。
だからそんな自分でもいつも見守っていてね、イクマ!!
パパ、イッチ、トモ、フータ、フニャ、フミ、ミワ、みんな大好き。ありがとう。
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by niid-design | 2011-09-13 00:53 | おもうこと
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